こんにちは!くうさんです。
☆身体感覚セミナー
またまたとても興味深いお話しをしてくださる先生と出会えました!
1月の身体感覚セミナーのゲスト佐古田三郎先生です。
本の出版記念講演会的な感じでもあり、こちらの本もしっかりと読ませていただきました。
医者が教える長生きのコツ
☆パーキンソン病
先生は大阪の国立病院機構・刀根山病院の院長先生です。
特にパーキンソン病について様々な治療を実践されています。
全国各地からこの病気の患者さんが訪れるそうです。
上のスライドはちょっと見にくいかもしれませんが、パーキンソン病について書いてあります。
正直私にも難しいですが、要するに脳内で神経伝達に問題が生じてきちんと歩けなくなったり、
様々な症状と共に命にも関わる病気です。
そして今までは神経伝達物質のドーパミンが減ることで症状が起きるのでドーパミンを
薬として摂ることで症状を抑えることしか出来ない病気と考えられていたそうです。
対症療法しかない、難しい病気でお年寄りに多く発症する病気…。
(まぁ、今も一般的にはそのように考えられているんだと思いますが。)
☆脳の病気も腸から来る?
でも、先生はパーキンソン病の原因となる「レビー小体」というものが腸から発生し、
心臓に来ると不整脈、目だと間歇性外斜視、脳まで来るとパーキンソン病につながると仮説を立てて、
「腸内環境」からこの病気を改善する方法に取り組まれています。
具体的には「断食」や少食の実践、腸に優しい「和食」に普段の食生活を変えるなどのまさに
「食養生法」です!しかもそれがとても効果を上げているそうです。(個人差はあるそうですが。)
このことのスゴイ点は
今までは薬で抑えるしか手立てがない病気
↓
食生活を改善したら快方に向かう患者さん多数
まだもしかしたら佐古田先生の病院の取り組みはメジャーではないかもしれませんが、
「脳の病気を腸で癒やす」なんてスゴイ視点だと思いませんか?
(おそらく一般的常識に縛られていると知らない視点ですよね~。)
先生はパーキンソン病を脳の病気として脳という臓器だけを見るのではなく、
体全体、その人の生活習慣全体から病気を見てこうした薬だけに頼らない方法を研究されています。
大病院の院長先生でありながらそんなホリスティックな視点も持ち合わせた先生のお話は
本当に興味深いものでした。
☆どんな病気も生活の中に原因がある
印象深かった言葉は「しょせんは薬は毒ですから。」
薬の治験センター長をされてたのに、です。
薬を否定はしないけれど、現代日本のお年寄りは特に大量、多種の薬を飲み過ぎているとのことでした。
減薬した方が改善した症例もあったそうです。
先ずは薬よりも「食生活」で腸内環境を改善したり、質の良い睡眠や、
その為に朝の光を浴びるなどが大切なんだとのことでした。
パーキンソン病は薬の副作用で眠りも浅くなったり、昼夜逆転してしまったりするそうです。
そこで体内時計リセットに光を浴びる療法や睡眠時低呼吸や無呼吸を改善するなどの治療法も併用することで
改善する患者さんもいて、そうした治療法の研究、実践もずっとされているそうです。
私達は病院で機械に頼らなくてもきちんと寝て、朝はカーテンを開けて太陽光を浴びて
体内時計をリセットすることで元気に過ごす一助になりますよね。
重い病気になる前にこの当たり前な習慣を大切にしたいですね。
逆に言えば、こんな当たり前なことが出来ないことが様々な病気や不調につながるということで…。
自分を過信せずに、良い「生活習慣」を身につけたいですね。(^_^;)
☆お薬に頼る前に
アラフォーな私の世代でも何かと薬にばかり頼ってる人は多いです。
いや、症状緩和したい時は飲んでもOKと思いますよ。
自然派な私ですが全否定するものでもないのは確かですからね。
ただ、佐古田先生のお話から改めて「先ずは食生活」から改善したり、自分の出来ることを取り組むのが
大切だなって思いましたし、それは間違っていないなと思いました。
詳しくは是非、先生の本を読んでみてください。
「真面目」オーラが漂う先生の真面目でシンプルな健康法です。
誰にでも当てはまるというか、出来ることを理論的に教えてくれる本です。
そう言えば、花粉症の季節になるとみんな薬に頼る時期になるかもしれませんね。
でも、それなりに体には負担もあるわけでして。(^_^;)
アレルギーも腸内環境次第では改善する人もいるそうですし、今年は薬プラス食養生を実践してみては
いかがでしょうか?(^o^)
【アンチエイジング始めましたS】
この記事へのコメントはありません。