こんにちは!くうさんです。
春のメダカのがっこうの座学講座はあの有名な安部司さんの講演会でした。
安部さんは食品添加物の会社でトップセールスマンであり、開発者でした。
粗悪な素材も食品添加物で美味しそうなお惣菜など作り変えられていきます。
ところが自分の子どもが誕生日に自分が開発に携わった「とんでもないミートボール」を食べる姿を見て
衝撃を受けて会社を退社し、現在のように講演活動や執筆で「添加物とは何か」を教えてくれている人です。
自分の子どもが食べていて衝撃を受ける食べ物って・・・。
より利益を出せて便利な食品作りに頑張ってやりがいもあったそうですが、
それらは誰かが「食べる」ということに気づき「これではいけない!」と思われたそうです。
☆食品添加物はお好きですか?
食品添加物はどんどんと種類も増えているそうです。現在4500種類くらい。
気にせずに外食やコンビニのお惣菜やお弁当だけで食事を済ませていたら
一日に20グラムは食べていることになるそうです。
みなさんは食品添加物は好きですか?
安部さんいわく、「添加物はキライだけど入った物は大好きでしょ?」って。
その通りですよね、知っていても知らなくても添加物なんて響きからしてキライだけれど、
平気でコンビニやファミレス、デパートのお惣菜を食べていますもんね。(-_-;)
それは私も100%は「買ってません。食べていません。」とは言えないし、
そこまでストイックに避けてもいません。
でも、せっかくですからいつも口にしている物について考えてみませんか?
実態を知っておきませんか?それは、自分のためより、家族や子どものためかもしれません。
☆マジックショー?!
大きな会場の正面スクリーンに安倍さんの手もとが映されています。
次から次へと目の前の食品添加物のビンだけでマーガリンやコーヒーフレッシュ、
マヨネーズなどが作られていくんです!
下の写真はコーヒーフレッシュ作りの様子です。牛乳は一切使用されておりません。
油と着色料を乳化させただけです。
若い方はご存知かもしれませんが、親世代とカフェなど入ると「ミルクを入れる飲むわ。」なんて言います。
ミルクは入ってませんからね!(^_^;)
インスタント食品類にしてもお惣菜にしてもコストを下げるためには出汁を取るとか、
何かを調理して味を出してそれで食品を作っているわけではありません!
そしてこれら食品添加物、化学調味料(うま味調味料なんて呼ばれてますが!)の原材料に
遺伝子組み換え食品などが使われていることも心配な点です。
こども達が身体の基礎が出来るような幼い頃からこうした物を沢山摂っていると・・・。
誰も答えは分からないんですが、答えが出てからでは遅いですしね。(-_-;)
☆企業だけが悪い?
着色料と化学調味料などがあればすぐにたくあんも完成です。
毒々しいほどの黄色いたくあん・・・。
私も家でたくあんを漬けて食べています。毎年12月に漬けて3月くらいから食べ始めます。
今年は特に「漬けムラ」がありました。たくあんの中心まで同じ色にはならないだけで、食べられないとか
不味いってわけではありません。自然な作り方ですから色ムラがあっても仕方ないんです。
ところが、「漬けムラ」があるとたくあんは売れません。
お客さんから苦情が出るそうです。「色ムラがある。おかしいから返品交換して欲しい。」
だから本当の発酵食品としてもたくあんではなくてこんな「即席たくあん風」が売れるんですって。
選ぶ側にも問題があるというか、知識が無いというか・・・。
確かに私も自分でたくあんを漬けたからこそ「たくあんは全体が均一に同じ色」なんてことは
ないと知りました。だから偉そうには言えませんが、ちょっと立ち止まって自分が食べる物がどんな作られ方だとか
考えたり調べたりするのもいいかもしれません。
☆何事にも長所と短所があります。
安部さんは食品添加物の「長所」を教えてくれました。
1 安い
2 簡単
3 便利
4 オイシイ?
これは安部さんの鉄板ネタらしいんですが『奥様方には「いいじゃないですか~!
頑張ってお料理する手間や時間を作らずに過ごせて、いい思いをして来たんですからガンになったって!」って言うんです。』
と言って会場を笑わせていました。
確かにね、どんなことにも長所と短所がありますからね。
食品添加物だけが病気の原因ではないにしても、それくらいの「覚悟」が必要だってことだそうです。
「オイシイこと」だけしかないなんてことは無いんですよね。
ほとんどの人が添加物の長所の恩恵を受けて生活しています。
私だってそうだと思います。たぶんこれからもゼロには出来ないかなぁ?
長所だけを甘受していればいつか短所に出くわすことになるかもしれません。
自分が病気になるか、家族が病気になるか・・・。
それ以上に日本人全体が弱ってしまうかも。
だって添加物が遺伝子組み換え食品などを原材料にしているなどの話を聞いたり、
添加物自体の作られ方(塩酸など劇薬で溶解・抽出するなど)を聞くとね・・・。(-_-;)
そんな不自然な食べ物ばかりが続くとヤバいのではないでしょうか?
☆食べ物はヒトを作る
ヒトにも他の動物でもちょっとくらいの毒はデトックス出来る力があると言います。
だから添加物なんて気にしなくていいんだというお話も聞いたことがあります。
それはウソではないと思うんですよね。
コンビニ弁当ばっかりの毎日でも心身ともに元気な人も沢山いると思います。
だけど安部さんが危惧されていたのは「こども達」のこと。
少年院などにいるこども達の食歴を調べると、とにかく「親が作っていない」ことが多いそうです。
朝起きると500円玉1枚がテーブルにあり、それが「朝食」だったり、
コンビニ弁当やスーパーのお惣菜を一人で食べるのが日常だったり・・・。
要するに簡単、便利な食品だけに頼り、全くお料理らしきことをしない親の元では
子どももなかなか「心身ともに健やかに成長」とはいきにくいらしいんです。
子どもがいなくても夫婦二人でもきっと同じですよね。
共働きで忙しいとしても手作りがひとつも無いような食卓だったら両方とも辛いと思います。
無添加な手作り料理にはやはり手間ひまかける親や祖父母の愛情があり、
それがこども達の心と身体を作るんだと思います。
添加物が沢山出回る世界というのは、そうした愛情の冷めた世界でもあるのかもしれません。
添加物ひとつひとつの危険性を論じることも大切だと思いますが、
安部さんの仰るとおり添加物に頼らない、大切な時間、労力を食卓に注げるような
状況・家庭環境こそが大切なのかもと思います。
(決して共働きや、一人で子育てされている方の苦労を無視して書いているのではありません。
でも、出来る範囲から挑戦してもらえるといいなって思います。)
たまにはうま味調味料無し、保存料なしで食事を作ってみませんか?
味噌汁にご飯、焼いたお魚、煮物・・・。
私もなるべく心がけたいと思います!!
【アンチエイジング始めましたS】
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