ちょっと最初の記事から時間があいてしまいましたが、
今日は主にお米事情について書きたいと思います。
棚田の草取りのお話はこちら→棚田で草取りと今の日本のお米事情
「メダカのがっこう」の理事長さんがお話してくれたことですが、私も知らなかったことばかりです。
食生活に気を使うようになると自然と農業にも興味がわくようになりました。
いや、作るとか無理なんですけどね。(^_^;)
そして木村秋則さんのお話「奇跡のリンゴ」を観たり、田植えを経験して感じたのですが、
「農業って大変!!」Σ(|||▽||| )
でも先祖代々、日本人はお米を食べて生きてきました。人間全体にとっても穀類はとっても大切!
ところが日本のお米農家さんの収入って昔と比べて全然伸びてないというか、むしろ下がっています。
これはメダカのがっこうの理事長さんの調べて教えてくれたことですが、
昭和28年の米1俵(60kg)の買い取り価格は3,000円
当時の大卒公務員の初任給が7,650円
つまり、初任給一ヶ月分で2俵買える計算です。
今はというと、
米1俵(慣行栽培)が12,000円
同じく1俵(減農薬)が15,000円
今の初任給が200,000円だとしたらお米は大体13俵~16俵買える計算になります。
どれだけ安くなっているか驚きませんか?
これでは自然栽培のような無農薬無施肥で日々草取りなど重労働をしても
農家さんは「割に合わない」のです。
農業には設備投資も必要です。繁忙期には人も雇いたい。
でもそのお金にも困るそうです。
しかもです!!
「無農薬栽培」などの「有機の認定」をもらうには様々な手続きがあり、
その費用も自己負担なんですよ!(`・ω・´)
農薬を通常(年間18回)とおり使っている農家さんは何も書かなくてもいいけれど、
ありがたくも頑張って無農薬などで作ってくれる農家さんの方が負担が大きいんです。
このままだと良い農家さんが減ってしまい、ますます日本の食糧自給率も下がるし、
大企業が土地を買い占めて農薬使い放題、F1種作り放題の時代が来てしまうかもしれません。
だから「メダカのがっこう」さんは「お米のフェアトレード」を目指して適正価格で
無農薬・無化学肥料のお米を販売する試みをされています。
私もお米の値段の現状を聞いてショックでした。
このままだと良心的な農家さんほど後継者も作れずに消えていってしまうかもしれません。
それでなくても食生活の欧米化でご飯の消費が減っています。
そして増えてしまったアレルギーや生活習慣病・・・。
これは私たちの危機というよりも次世代の危機ではないかと思います。
そこで私はささやかながら自分では「安全なお米」を買おうと決意しました。
つまり自然栽培や無農薬・無化学肥料のお米を選ぶことにしました。
これからは自分が買ったお米はブログでもご紹介しますので是非とも
参考にして買って欲しいです。
(別に私は広告費とかもらうわけではないですよ(笑))
これはたぶん、慣行栽培の3倍くらいの値段がするかもしれません。
でもそれで自分が元気でいられて、微々たることですが自給率アップに貢献できると思えば
他の出費を削ればいいだけですからね。(^O^)
出費といえば、これもメダカのがっこうの理事長さんから聞いたお話ですが、
日本農業新聞の調査では、日本の家庭の一年間の食品別の支出の平均は・・・
お米 6万円
野菜 6万円
菓子 7万円
という結果だったそうです。
この「お菓子7万円」を5万円に減らして「お米8万円」にしてもいいのではないかと
おっしゃってました。・・・大いに同感!
地方から出てきた者としては小さなケーキが600円近くするのは正直驚きます。
でも、こうした物には「もったいない」とか「高価だな」と思わずに買ってしまうのも不思議ですね。
それなのに主食は栽培方法なんてどうでもいいから「節約」で安い物を選ぼうとします。
皆さんもそんなことないですか?
私は今まで「お菓子7万円」のタイプの人間だったとなと思います。
この統計のお話を聞いて反省です・・・。(ーー;)無駄遣いしないようにせねば!
お米についても良い物は高いかもしれませんが、ちゃんと勉強して良い買い物をしていけるように
いろいろ調べてみますね!(^O^)
【アンチエイジング始めましたS】
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