こんにちは!くうさんです。
とうとう「醤油」を使ってみました!
左端の「4」からです。数字が大きくなるほど味も濃くなるそうです。
確かに透明感があって上品な味です。
アボガドに付けて食べるのが大好きなんですが、今までと違って高級感が(笑)
大切に使っていこうと思います。
さて、本当にしっかり醸造したお醤油も良い塩分がたっぷりです。
減塩して添加物で補っているような市販のお醤油では健康効果があるのか疑問。
とにかく本物を選ぶように心がけたいですね。
さて、醸造という過程をちゃんと経た物を「本物」と呼ぶならば醤油や味噌は選ぶ基準が明確だなと思います。
ところが「塩」についてなんですが、これが「本物」というのは難しいなと思いました。
同じ自然海塩の天日塩でも製法が様々です。作る人のこだわりでミネラル成分も比率が
変わってきますが、それが「良い・悪い」を決めるわけでもありません。
その点を誤解しないで今から書くことも参考にしてもらえたらと思います。
まず、塩も平成9年に塩田法が解かれてから自由に作れるようになりました。
それ以外にも沢山輸入されているのを目にしますよね?
大きく分けると岩塩、湖塩、海塩になると思います。
まず、岩塩は古代は海だった地層から取れる塩です。
花崗岩などに硫酸などの酸をかけて溶かし出した物などがあります。
ミネラル自体は海だった時代から様々な産地の地質から溶け出した元素が入ったりして
今の海のミネラルバランスとは違っています。
湖塩も同様に産地の地質から溶け出した元素が入ったりします。
それを溶解、再結晶を繰り返すことでまた海のミネラルバランスから離れた物になります。
メダカのがっこうの理事長はこれら3種類の塩を溶かした水で魚を飼う実験をしたそうです。
岩塩の場合は最終的に魚は体に穴があいたり、目玉が飛び出すなどの重金属障害のような状態になったそうです。
湖塩はそこまでの状態にはなりませんでした。
ところが、海の塩の場合はその水槽内で一種の「循環」が生まれたそうです。
魚の糞をバクテリアが分解し、それを栄養とする藻が光合成で酸素を生み出し、水換えもエアレーションも
不要で、入れたはずのない貝などの生命が発生しました。
これは海のミネラルバランスが全ての生命を生み出し支えるのに
適したバランスなのではないかとの結論に達したそうです。
ただ、欧米ではほとんどの人が岩塩を使っていますし、湖塩と合わせると世界の4分の3を占めています。
それを考えると岩塩や湖塩が劣ると考えるのもおかしな気もします。
優劣ではなくて、やはり塩もその土地の食や水に合ったものが存在しているのではないかと思います。
そうすると日本人には海塩がいいのかなと思いますが、この海塩も製法などでミネラルバランスが変化します。
そして、個人個人で不足するミネラルも違うので、岩塩がその人の体に合ってる場合もあるかもしれません。
日々体が求める元素も違うと思いますしね。
だからどれを選ぶかを自分で考えるのはとても大切です。
ちょっと参考になればと思い、私の塩観を以下にご紹介します。
今回の塩の記事の中で書いた「イオン交換膜法」はナトリウム99%の純度の高いナトリウムの塊になるので
一番避けたい方法だと思っています。
次に「逆浸透膜法」というのがあります。
これは海水などをその濾過する膜を通すことで水と塩分を分離するのですが、これもかなりミネラルが
水の方に残ってしまうので自然海塩に比べるとオススメ出来ない感じです。
そしてよく聞くのが「天日塩」ですね。
これはオーストラリアなどの広大な塩田で自然に天日で乾燥させて作った物です。
これをそのまま輸入は出来ないのでその大きな結晶を洗ってにがり成分(ミネラル)を落としてから輸入するので
これもナトリウム純度の高い物になっています。
なんとなく「天日塩」という響きで良さそうに思っていましたが、そうでもないんですね。(・_・;)
国産の天日塩があるとすれば恐らくはミネラルは残っていると思いますが、多湿な日本では
ほとんど作ってないのではないかと・・・。
でも、この天日塩をちょっとでも自然海塩に近づけるために作られたのが「再生自然塩」です。
輸入した天日塩をにがりや海水に浸けて再結晶させてから塩を作ることで少しでも海のミネラルバランスを
取り戻そうとする製法です。
お店で見るのが「伯方の塩」や「シママース」、「赤穂の天塩」などです。
これを良しとするかダメと考えるかは個人の判断ですが、「何とか安く買いたい」と思うのなら
再生自然塩を選ぶのもアリかなぁ?
私は国産の物で天日塩に近い物を使用していますが、後日ちゃんとご紹介しますね。
ちょうど切らしていて取り寄せ中なので。(^^ゞ
ところで、にがりはタンパク質凝固作用があるので、内臓なども硬くしていくそうです。
だから自然海塩は良くないと考える人も多いようです。
中国で生まれた皇帝塩などは天日塩を山積みにして熟成させます。
にがり分は下へ流れ落ち、上の方のにがりが少ない部分を皇帝に差し上げていたそうです。
これは確かににがりが少ないので内蔵への負担も減るかもしれません。
(ミネラルも減少しているかもしれません。)
こんな感じで「にがり」の摂り過ぎも確かに怖いとは思います。
それを考えると、国産でも天日塩ではなくて一気に煮詰めるような方法のお塩はにがり分が
す~ごく多くて摂り過ぎ注意な場合も考えられます。
だから私も皇帝塩を薦められたことがあったし、腎臓などが弱っている人にはいいかもしれません。
だけど、その「凝固」作用のある塩化マグネシウムは発酵の過程で旨み酵素を出しながら
タンパク質を固める心配のない水酸化マグネシウムに変化するのです。
つまり醤油や味噌(それも長く熟成した物)はけっこう安全な塩に近づいているんですって!
だからお味噌汁やお醤油、梅干(出来ればどれも三年物)で良い塩気を体に取り入れるのが一番良いと思います。
そして食卓塩として使うお塩はフライパンで「焼き塩」にするとこれも水酸化マグネシウムに変化するので
安全になるそうです。面倒な人は藻塩や焼き塩を買うといいかもしれませんね。
つらつらと書いてみましたが、私の結論としては「減塩はしない」ことと、
「焼き塩や発酵食品、焼いてない塩」を使い分けるのがいいかなと思います。
塩についてもネットで調べていると様々な意見が飛び交っています。
私の意見もその中のひとつに過ぎませんが何か参考になれば嬉しいです。(・ω<)
【アンチエイジング始めましたS】
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