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違う身体の使い方

こんにちは!くうさんです。

3月の身体感覚セミナー「ハラでつながる会」のゲストは甲野善紀先生。

正直、最近まで知らなかった方ですが、古武術研究家として知る人ぞ知る有名な方。
「デスクワーク系クリエイターのための身体感覚講座」というタイトルでしたが、
何か肩こりを取る体操を教わるわけでもなく、とにかくびっくりするような実演のオンパレードでした。

DSC07331

例えば、下の写真ですが、先生が腕を下へ下ろすのをある参加者さんがグッと止めます。
DSC07335

でも、下の写真の形に手を作ると参加者さんはもう止められないんですよ!
DSC07336

こんなちょっとの指の形だったりだけで力の入り方など変わるんですね。
(親指を他の指に対して直角にするだけ)

他にもプロボクサーの人の顔に寸止めでパンチを入れたり、プロのサッカー選手の後ろに立ち、
フェイントをかわしてその人の前にスッと出たり・・・。
(セミナーにはスポーツや武術をしている方がけっこう参加されました。)

それは古武術というか、昔の人の身体の使い方を使えば出来ることらしいのです。
もちろん訓練も必要だと思いますが、とにかく現代人とそれこそ武士の時代の人達の
身体の使い方は根本的に違うようです。

☆身体を使うということ

先生は「文化系と体育会系と分けるが身体を使うという意味では同じ」と話されてました。
そんなふうに考えたことありますか?!

でも言われて見ればそうですよね~。

だから求められて楽器演奏者や俳優のワークショップなどでも指導しているそうです。
指揮棒ひとつ持つにしても、ちょっとしたコツですんなり持って動きがスムーズになったりするそうです。

昔の人はいかに「効率的に」体を動かすか、つまり疲れないで、かつ大きな力を発揮することを
目的とした身体の使い方をしていたけれど、現代人はというと、西洋的な筋トレなどで
「筋肉を鍛えて(疲労させて)グッと大きな力を出すこと」を目指す使い方ですよね。

身体にとっては「効率的に」の方が長持ちしてなおかつ上手に使えるようです。
楽器演奏者さんなどは先生の指導で疲れにくくなって演奏が上達したりするそうですよ!

それに、昔の日本人が小柄だったのに軽々と米俵を二~三俵担いで働いたりしていたのは、
身体の使い方自体が上手だったこともあるようですね。

戦後すぐくらいまでは運動会の父兄の種目で米俵を担いでの徒競走などが
あったそうですよ。一俵が60キロですからね、今の私達の周囲にはそんな男性は
いませんよね。(^_^;) (普通のサラリーマンなどされてるとして。)

☆思い込みをなくす

でも、ほとんどの現代人が「力を強くする」なんていうと筋トレしたり、
プロテイン飲んだりですよね。

でも先生は自分よりずっと重い体重のラグビー選手をひっくり返したり出来るそうなんです。
上に書いたようにサッカー選手のフェイントをかわしたり・・・。

その技術を応用すれば日本のスポーツもすごく強くなりそうだなって思いませんか?
確かにスポーツ関係の指導に呼ばれて指導に行くことも有るそうです。

でも、次々と選手を倒したり、かわしたりするとどんどんとコーチ陣が
青ざめてしまい、以降は呼ばれないそうです。

コーチさんたちは自分たちがやって来たことが間違ってるとは認めたくないし、
認める訳にはいかないらしいです。

そこには「権威を崩せない」とか「思い込み」を外せないという原因があるようです。

私達は別にプロのスポーツ選手でもオリンピックを目指す選手でもありませんから
今の戦後、アメリカなどから伝わってきた身体の使い方、鍛え方が本当に
自分たちに合っているのかを考えてみてもいいかもしれませんね。

ただの「思い込み」の可能性があるとしたら、ちょっと気づくだけで
大きく(人によっては)人生も変わるかもしれないですね。

☆デスクワークだって身体を使ってる

デスクワークというと「身体を使わない」=「ジムにでも行く」となりますよね。
それもある種の思い込みかも・・・。
先生的に言うと生きてる限りは身体は使っているわけです。

その使い方が上手か下手かなだけで、疲れ度合いも変わって来ます。
座り方だったり、ちょっとした動きだけでも身体は疲れにくくなったりします。

具体的なアドバイスは「センスが良い人は気づくでしょ~。」でした(笑)

でも、それくらい自分の身体を使いこなすというのは個々違うし、繊細だし、
考え方すら大転換する必要もあるかもなことなんです。

そんなふうに考えられるだけでも違ってくるかもしれません。

☆ハラで感じる身体感覚

昔の人は武術にしても今の人が想像出来ないような強さだったようです。
宮本武蔵の話ひとつにしても大げさではなくて、本当だったのかも。

彼らはやっぱり今とは食べてる物も違うし、もっと繊細に「感じ取る力」が
あったから身体能力も開花出来たみたいです。

このブログでは何回も書いてますが、感じる場所は腸(ハラ)ですよね。

昔の人はやっぱりハラもキレイであり、筋肉ではなく、骨というか身体の中心から
動けたのかもしれません。

今から宮本武蔵を目指す予定はありませんが、もっと自分の身体に意識を
向けられるようになると、もしかしたらですが、「デスクワークの肩こり・腰痛」くらいは
自分で治せるようになるかもしれませんね。

この本がヒントになるかも・・・。
面白いですよ。
↓↓
「筋肉」よりも「骨」を使え!

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Author:くうさん

ようこそ!くうさんです。
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兵庫県神戸市出身。
現在、東京都在住のアラフォー。
趣味:英会話の勉強・バレエ

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