こんにちは!くうさんです。
めちゃくちゃお天気の良い5月の葉山!
今日は長沼敬憲さんの身体感覚セミナー「ハラでつながる会」です。
長沼さんの本拠地?葉山でお勉強です。
☆「腸-細胞-ミトコンドリア」から元気を考える
今回のテーマは「腸-細胞-ミトコンドリア」から元気を考えること。
巷でも言われ始めていますが、「腸」が元気、キレイであることが元気につながります。
でも、これってただ食事やサプリだけでどうにかなるものでもないんですよね。
もちろん食生活やストレスフリーな精神状態とか諸々大切なことはあると思うんですが、
そこに行き着くにもいろんな道があると思います。そこら辺をいろいろと長沼さんのトークから
拾っていく感じのセミナーでした・・・。
☆体調ってなんだろう?元気ってなんだろう?
元気って言える状態はきっと生きている中で「バランスが良い状態」のことですよね。
このバランスって身体も心もどちらも当てはまります。
体調不良や病気を何らかの方法や食生活で治したとします。
そしたらみんなそれを誰かに伝えたくなりませんか?
「私は糖質制限で元気になったの!」
「私は○○という漢方薬で病気が治った!」
これって素晴らしいことなんですが、実は「万人に当てはまる」とは限りません。
長沼さん流に言うと「自己体験の罠」
自分だけの(健康法の)流派が出来てしまって排他的になってしまう・・・。
糖質制限が上手くいけば「ご飯」を敵視するだろうし、代替療法が効いたら
西洋医学は全否定してしまうかもしれません。
でもこの排他的って怖いんですよね。
人によっては合わないものを押し付けてしまったり、自分の場合でも二度目は効かないかもしれない。
だからとりあえず元気でいるためにも「バランス良く」、いろんなことに目を向けるのが大切。
そして恐らくどんなことにも共通して大切にしたいのが「腸」という場所。
アプローチの仕方は上に書いたとおりで、千差万別かも知れないけれど、大切にしないと
いけない場所であることは共通してると思います。
でも、バランス良く考えるってどんなふうにすればいいんでしょうか?
☆完ぺきは求めなくていい
上の写真に「ジークフリートの罠」ってあるんですが、ドイツの英雄叙事詩に出て来るジークフリートは
悪竜を退治した時に、不思議な魔力の籠る竜血を浴びたことで、全身が甲羅のように硬くなり、
どんな武器でも傷つけられることがない『不死身の肉体』を手に入れました。
でも、背中に一枚の菩提樹の葉が貼り付いていたため、この背中の部分だけが傷つけられる
可能性がある『ジークフリートの弱点』になってしまったそうです。
まぁ、不死身(完璧な健康)は有り得ないということですね。
でも、けっこう完璧を追求し過ぎてしまうことで、逆に他のことに眼が向かなくなったりも
有り得ます。「自己体験の罠」ですね~。(^_^;)
だから神経質になり過ぎずに・・・。
ここでも面白い例え話が出たのですが、「並の打者」と「首位打者」の違い。
普通の打者が2割5分の打率で、首位打者の打率が3割3分だとします。
ところが「首位打者」っていうとスゲ~!って感じですが実は数字的には
「3試合に1本だけヒットが多い」程度なんですって。\(◎o◎)/!
でもやっぱりこの1本が重要なわけでして、健康も同じで自分にとっての「1本」を
探しだすことが大切なんだそうです。
不死身のジークフリードを目指さずに・・・。好調時のイチローを?目指す感じかなぁ?
例えば、健康な大人の腸内だと2割が善玉菌で、1割が悪玉菌、日和見菌が7割ほど。
割合で考えたら「たったの2割」で良いんですよ!
まぁ・・・それすら出来ないから病気になったりするんでしょうけれど、
「健康は美しき腸内環境から」だとすれば決して果てしなくて難しいことではない感じがしますね。
職場でもアリの世界でも頑張ってるのは2割くらいで1割がどうしようもなくて(笑)
7割が普通に淡々と仕事してるんだかしてないんだか・・・。
でも、この位いの割合で十分良好に動いているらしいです。私は7割に属すタイプだな(^_^;)
☆腸内が会社なら・・・
上にも書いたんですが、2割は善玉菌がいないと「良い」状態、「発酵する」状態とは言えません。
悪玉菌の多い状態は腸内の腐敗を招きます。
では、守るべき2割の善良社員というのは「善玉菌(と呼べる腸内細菌)」と
「ミトコンドリア」なんです。
人ってまぁ、自分だけみたいな気分で生きてますがかなりの社員との大会社!
沢山の良き社員を大切にせねばなりませんが、お給料は善玉菌への「糖」とミトコンドリアへの
「酸素と微量元素」と考えられます。
でも、糖質制限が流行る昨今だと「糖」を毛嫌いする人もいるかもですね。
確かに糖質なしでも人は生きていけるそうです。油がケトン体という物質に変わり、
エネルギーになってくれるから・・・。
でも、本当に今、私達が健康のために控えるべきは「精製された糖」だったりします。
真っ白なお砂糖・・・。ジュースなどで見かける果糖液糖など。
これらは腸内でも単糖類なのですぐに吸収されてすぐに血糖値を上げてしまうとか、
エネルギーに変換される時にビタミンBをすごく消費してしますなど糖尿病の心配など生じます。
そういう「精製糖質」は善玉菌のお給料にはあまりなりません。
良い糖質は「ご飯」など食物繊維と多糖類の糖質が一緒になった物のこと。
「糖質制限」と言ってご飯を控える方が多いみたいですが、パン(精製された小麦)などから
取る糖質の方がはるかに善玉菌のエサになりにくいのです。
やっぱりご飯と発酵食品のような組み合わせから「糖質」を取る方が腸には良さそうです。
善玉菌への「お給料」としてご飯やお味噌、漬物を食べる生活をやっぱりお薦めしたいかなぁ・・・。
お腹の中はやっぱり「腐敗」よりは「発酵」している状態の方が心身ともに元気になれるはずです。
☆それでも糖質が・・・
でも、私もそうですが、美味しい甘い物って沢山ありますよね。
お菓子を食べなくてもスーパーのお惣菜の裏ラベルなんて見るとしっかり使ってあります。
だからそうした「ついつい取ってしまう精製糖質」の存在も考えると「糖」との付き合い方も
大切にはなって来ますね。
あまりに糖分を取り過ぎてるなら「禁糖(ご飯はOK)」するとかね。
食事内容が完璧と思うなら運動だったり・・・。
先ずは上に書いたみたいに2割良くすると思えばいろんなことをしなくても
シンプルに自分がするべきことも見えて来るかもしれません。
世の中にはいろんな情報が溢れていていろいろと飛びつきたくはなるのですが、
何か自分だけの「首位打者」になる秘訣を見つけられると元気に過ごせそうですよね。
私も打率向上に・・・もう少しお菓子に対して冷静になれるといいかな(笑)
【アンチエイジング始めましたS】
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